応用例

前のページまでで、ひとまず設置は完了しました。 ここから先は、より便利っぽく使う方法を紹介します。
  1. 複数の漫画を掲載する
  2. あらすじページや次回予告ページを付ける
  3. 画像解像度によってComicFlashとComicFlashWIDEを切り替える
  4. 漫画以外のコンテンツを載せる

複数の漫画を設置する

ComicFlashでは、長編漫画は1話(16〜24ページ程度)ごとの公開を推奨しています。 これは別に面倒な作業ではなく、次のようなディレクトリ構成で設置すると良いです:

任意のディレクトリ/
    ┣ index.html
    ┣ comicflash.swf
    ┣ load_cf.js
    ┣ subwin.js
    ┣ act1/ ←content/ディレクトリの名前を変更
    ┃   ┣ comicflash.html
    ┃   ┣ pref.xml
    ┃   ┣ pages/
    ┃   ┣ pages_large/
    ┃   ┗ image/
    ┃
    ┣ act2/ ←上記ディレクトリと同じ構成で、pages/とpages_large/の内容が違う
    ┃   ┣ comicflash.html
    ┃   ┣ pref.xml
    ┃   ┣ pages/
    ┃   ┣ pages_large/
    ┃   ┗ image/
    ┃
    ┣ act3/ ←以下、話数分増やしていく
    .
    .
    .

要するにcontentフォルダの名前を変更し(名前自体は適当なものでOKです)、それを話数分増やしていけばOKです。 ただ、ページ数など、pref.xmlの編集し忘れには注意しましょう。


あらすじページや次回予告ページを付ける

お手元のサンプルフォルダの中の、pagesフォルダの内容を見てください。 ページ画像に混じって「_start.png」「_last.png」というファイルが入っていると思います。

既にお気付きかもしれませんが、_start.pngは1ページ目の前に、_last.pngは最終ページの後に表示される画像です。 つまり、これを入れ替えることによって、1ページ目の前にあらすじやイメージイラストを掲載したり、最終ページの後に次回予告的なものを掲載したりできる訳です。

ただし、いくつか注意点があります:


画像解像度によってComicFlashとComicFlashWIDEを切り替える

JavaScriptで閲覧環境をチェックすることで、画面解像度に応じたサイズで掲載することができます。 具体的には、SXGAやWXGA+以上の解像度の場合にはComicFlashWIDEを使い、それより小さい場合はComicFlashを使う、という設置の仕方です。

まず、次のようなディレクトリ構造で設置します:

任意のディレクトリ/
    ┣ index.html
    ┣ comicflash.swf
    ┣ comicflashWIDE.swf ←ComicFlashWIDEの中のcomicflash.swfを名前を変えて設置
    ┣ load_cf.js
    ┣ subwin.js
    ┗ content/
         ┣ comicflash.html
         ┣ pref.xml
         ┣ pref_wide.xml ←pref.xmlをコピーして名前を変更
         ┣ pages/
         ┣ pages_large/
         ┣ pages_wide/ ←ComicFlashWIDE用のページ画像を入れるディレクトリ/
         ┗ image/

次に、index.htmlとload_cf.js、content/pref_wide.xmlを、それぞれ次のように編集します:

index.html サブウィンドウを開くAタグを「<a href="javascript:void(0);" onclick="showFullScreenWindow('./content/comicflash.html');">サンプル</a>」のように変更。
load_cf.js スクリプト末尾にある「loadSWF();」をコメントアウトし、「loadSWFMultiSized();」のコメントを外す。
pref_wide.xml pageFolderを「pages_wide」に変更。

JavaScriptを扱えるなら、もっと面白いやり方があるかもしれません。 一例ということで。


漫画以外のコンテンツを載せる

当たり前ですが、ページ画像にできるものであれば、載せるコンテンツは漫画でなくても構いません。 文章主体のものでも実用に耐えるでしょう。 ただし縦書き限定。

もっとも、文章コンテンツは普通にHTMLで作った方が読みやすいと思います。 本っぽい雰囲気は出るかもしれませんけど。